【タイ→ミャンマー】チェンマイからヤンゴンへの陸路移動(1) チェンマイから国境の町メーソートへのバス移動 ミャンマーの入国ビザ免除について

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2018/11/24 タイ - タイ - ミャンマー

【タイ→ミャンマー】チェンマイからヤンゴンへの陸路移動(1) チェンマイから国境の町メーソートへのバス移動 ミャンマーの入国ビザ免除について

2018年11月24日から25日、タイ チェンマイから ミャンマー ヤンゴンへ陸路で向かったのでその記録を残しておきたい。

ミャンマーに行こうと思った理由とチェンマイからの移動手段について

今回、ミャンマーに行こうと思った理由はただ1つ。なんとなく行ってみようと思ったからである。

ちなみに私はこれまでそのような気持ちで海外旅行したことはない。「モンサンミッシェルを見に行く」だとか「ブロードウェーミュージカルを鑑賞しに行く」など、いつも明確な目的を持った上で旅行してきた。そのためこれは新しい試みだ。

私の旅行のコンセプトはやりたいことをやりたいだけやりたいようにやることなのだが、困ったことにミャンマーでは特にやりたいことが思い浮かばなかった。

しかしながら2018年10月から試験的に1年間、条件付きではあるが入国ビザが免除になるという情報を目にした。

対象者
日本と韓国(注)の一般旅券所持者。(注)韓国の方で「単数旅券」所持者は、現地入国管理官が一般旅券とみなさない可能性があるため、大使館窓口に査証取得の要否を相談する。「Travel Certificate」所持者は査証申請が必要。

試行期間:2018年10月1日から2019年9月30日入国分まで

無査証滞在の要件

(1)旅券の残存期間:入国時6ヵ月以上

(2)旅券の未使用査証欄:入国時2ページ以上

(3)1ヵ月以内に出国するための有効な航空券を所持していること。

(4)観光目的での30日以内の滞在に限る。パッケージツアー、個人旅行いずれでも可。添乗員、マスコミ関係者が観光目的で渡航する場合も査証免除対象となる。

(5)入国は次のいずれかの地点に限る。

・国際空港:ヤンゴン国際空港、マンダレー国際空港、ネーピードー国際空港

・国際港:ヤンゴン港

・タイとの陸路国境地点:Tachileik、Mayawaddy、Kawthaung、Hteekee

(6)ミャンマー政府が定める旅行制限区域(外国人立入禁止区域)への訪問は不可。

(7)ミャンマー政府が定める法律、規則、命令、指令を厳格に遵守すること。

 

引用:ピースインツアー

 

どうやら丁度2ヶ月前にビザが免除になったということになる。

ミャンマーのことなんて、以前ビルマという国名だったことと、以前日本が占領していた時期があることくらいしか知らないし、どんな観光地があるのかもどんな地名があるのかもわからない。

しかしながら、そんな未知の場所に行ける機会なんて働いていたら中々無い。

時間がある今だからこそできることだし、ビザが免除になった今が良い機会なのでは?ということでミャンマーに足を向けてみることにした。

そうと決まれば次のステップは移動手段の選択である。

チェンマイからミャンマーへの移動手段は主に飛行機かバスとなるが、私は後者を選んだ。

飛行機の所要時間はおよそ1時間。安い時期なら5000円台で行けるため、本来ならば私も飛行機を選択していただろう。

しかし11月22日、チェンマイではイーペン祭(ランタン祭り)が行われており、世界中から観光客が集まっていた。その影響もあり22日近辺の航空券代は片道2万円程まで高騰していた。

2万円代であれば、場合によっては中東やオセアニア方面だって行けてしまう。隣国のミャンマーに行くのにその額を支払うのはなんだか勿体ないような気がした。

 

また1週間ほど前にラオスからタイの陸路移動を経験したが、その時はバスで橋を渡って国境を越えた。

関連記事⇨スリーピングバス体験記 ルアンパバーンからチェンマイまでの陸路国境越え 所要時間21時間 

どうやら調べたところによるとタイからミャンマーまでの国境越えは、橋を歩いて行うらしい。

歩いて国境を越えるのもまたそれはそれで思い出深いものになりそうだということもあり、悩んだ結果陸路で向かうことに決定。

どうしてミャンマーの中でもヤンゴンにしたのかというと、ミャンマーの最大都市だということが理由だ。ミャンマーに滞在できる日程は3日ほど。その後バンコクに戻らなければいけなかった。そうなるとタイへのアクセスのよい場所に留まっておく必要があったのだ。今の首都はネピドーだが、かつてはヤンゴンが首都だったらしい。

ビザフリーの条件を読むと出国用の航空券を持っていることが明記されていたため、帰りは飛行機でバンコクへ向かうことにした。およそ1週間前に購入したのだが、3800円と安価であった。

 

移動1日目 チェンマイからメーソートへのバス移動

チェンマイで沈没しかけたが、無事誘惑に打ち勝ちミャンマーへ向かうことを決意したわたし。しかし出発当日は朝6時までチェンマイの愉快な仲間達とお酒を飲んでいた。

⇨関連記事:チェンマイで沈没しかけた話

 

数日前に GREEN BUS というタイの大手バス会社でチェンマイから国境の町メーソートへのバスを確保していた。

予約方法:GREENBUSインターネットサイト

値段:日本円で約1000円

時間:8時30発と13時30発の1日2便

所要時間:6時間35分

乗り場:チェンマイ第3バスターミナル

 

できるだけ日中に目的地に到着した方が良さそうと考え、8時30分の便を予約していたわけだが、飲み会が終了した朝6時の時点で13時台の便にしておけばよかったと激しく後悔した。

夜通し飲み明かしていたため乗車に適したコンディションでは無いし、普通に眠い。

朝6時からいそいそと荷物のパッキングを始め、およそ15分で終了。

何を思ったか私は絶対にしてはいけないことをしてしまった。バスの時間までまだ少し余裕があるということで、仮眠を取り始めたのである。いま考えると大馬鹿者も良いところだ。

この後もう何が起こるか皆様も予想がつくだろう。

起床した時間は7時50分だった。

一瞬信じられず念のためもう一度バスチケットを確認するが、バスの発車時刻は8時30分と明記されていた。

ああやってしまった。完璧に寝坊である。バスの出発まで40分しか無い。

チェンマイのバスターミナルはチェンマイの中心部より少し離れた場所にあり、私のホテルからは車で20分かかるとGoogleマップが言っている。しかしチェンマイ、朝は渋滞がひどいことも珍しくない。果たして間に合うのだろうか。

急いで身支度をし、宿を飛び出しロットゥー という名の乗合タクシーを拾う。

運転手さんに「8時半のバスに乗らなきゃいけなくてすごく急いでる。大変申し訳ないが急いで送ってくださると嬉しいんだけど…」という旨を伝えると「OK早く乗れ」と1つ返事で了諾。運転手さんありがとう…。

しかし問題はこの後だった。渋滞もそうひどくなく、このまま順調にいけば8時30分前に着きそう。そう思っていた時事件が起きた。

 

運転手「ちょっと今からガソリン入れるから、5分くらい待ってて〜!」

 

えええええええ!急いで送ってくれるって言ったじゃん!!!!!!!

 

それは私を送り届けた後じゃダメなのか?エンストしそうなくらいガソリンが不足してるのか?などと様々な考えが頭をよぎったがもうここはマンペイライ、気にしても仕方ない。運転手さんの言うことは絶対である。

もう多分間に合わないなと落胆しながら待つこと5分。ガソリン補給終了。

その後運転手さんが急いで車を走らせてくれたが、バスターミナルに到着したのは丁度8時30分だった。

バス乗り場まで全速力で走る私。どうか間に合いますように…と人混みを掻き分けながらバスへ向かう。

「メーソート行きのバスってどこ?」と近くの係員に伝えると、あそこだと指さされる。

 

バスがいた…。間に合った…。というかまだ客や荷物の乗り入れすら行われていない。

スケジュールが遅れがちなタイのゆったりした傾向に助けられた。

 

結局15分遅れの8時45分にバスは出発。

バスのシートは結構倒れるし、スペースも広い。水もお菓子もついていて空調もばっちりである。口コミでの評判も良かったが、確かに快適に移動できそうだ。

その後、私は約5時間半爆睡した。朝まで飲んでいたらまあそうなる。移動日の前日に飲むもんじゃないなと反省。

そして14時頃起床。メーソートに関する情報収集を開始。

到着地タイのメーソートからその日の内に移動してしまうか、メーソートで1泊し次の日にヤンゴンに移動するか悩んだ結果、後者にすることに決定。

その日の内に移動してしまうことも可能らしいが、国境を越えてからヤンゴンまで行くには、またバスに乗りおよそ10時間かかるらしい。

そうなると1日中バスに乗ることになる。また到着がどうやら深夜3.4時頃になるらしくそれも辛そうだということもメーソートに一泊しようと決めた理由の1つだった。

そうと決めたらメーソートの宿探しを始めなければならない。

宿泊予約サイトを数件巡るが、人気のホテルはすでに満室であり、泊まりたいと思える宿が中々見つからない。まずメーソートの街自体が国境から離れており、明日国境までもタクシーを使う必要がありそう。

バスはどんどんメーソートへと近づいて行くが肝心の宿が決まらない。もう考えることを放棄し、とりあえず街に到着してからゆっくりと決めればいいかという結論に至った。

そうしている内にメーソートのバスターミナルに到着。結局バスの所要時間は6時間半で遅れることなく15時過ぎに着いた。

国境行きのロットゥー(乗り合いタクシー)がたくさんバスステーションに待機していた。しかし私は国境ではなく街へ行きたいのだ。周りの地元民に聞くとこれらのロットゥー は全て国境行きのものだからタクシーを呼ぶ必要があるという。

街へ行こうとしている人も何人かいて、その中に日本人を見つけた。どうやら聞くところによると同じバスに乗っていたそう。

まだ今日の宿を決めておらずこれから探す予定であることを伝えると「もしよかったらなんですけど、僕と一緒のところに宿を決めちゃって、一緒にタクシーで宿まで行きません?」と言ってくれた。迷惑じゃなければ非常にありがたい申し出である。

しかも驚くことに同じ経路でヤンゴンまで行き、私と同じ日程、同じ時間帯の飛行機でヤンゴンを経つ予定だというではないか。なんたる偶然だろう。

この人が後々ヤンゴンで4日間共に行動することになる年下の男の子、Aくんである。

Aくんは私と違って英語が堪能。タクシーの手配も何もかもスムーズにこなしてくれた。私はヤンゴンの宿も取っていなかったのだが、Aくんは既に予約しており「なんならヤンゴンまで一緒に行きます?同じ宿予約してもいいっすよ。」と言ってくれた。おんぶに抱っこで申し訳ない。これ以上お荷物にならないようにしなくては…と思ったが、お言葉に甘えヤンゴンの宿もAくんと同じところを予約することにした。

年下なのにしっかりしていて偉いなあ、こんな偶然ってあるんだなあと考えている内に、タクシーが来て乗り込んだ。そして本日泊まるゲストハウスに10分ほどで到着。

メーソートでは特に観光せずゆっくり過ごしていたが、スーパーやレストラン、コンビニもあって困ることなく過ごすことができた。

その日はご飯を食べて就寝。明日はいよいよ国境越え。

10時間のバス移動のことを考えると少しだけ気が遠くなるし、ミャンマーのことは全然わからないけれど、1人じゃないから心強いなあと、Aくんに感謝しながら眠りについた。

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